もりや内科・呼吸器科クリニック

体内臓器の形態や血流を表示しながら、腹部・心臓・甲状腺などの疾患、頚動脈などの血管の状態を判断します。
腹部超音波は、肝臓、胆のう、膵臓、脾臓をはじめ、泌尿器（腎臓、尿管、膀胱、前立腺）などの臓器を調べます。心臓超音波は、心臓の大きさや壁の厚さ、弁の状態、血液の流れなどをリアルタイムで観察することができます。頚部超音波では甲状腺や頚の動脈の動脈硬化をみることができます。

12誘導心電図は、狭心症、心筋梗塞、不整脈などを知る一般的な検査です。CAVI/ABI検査では動脈硬化の進行度を調べます。CAVIは動脈の硬さを、ABIは主に足の血管の詰まり具合を評価します。
当院ではこれらの検査を短時間で同時に測定することができます。

いわゆる「レントゲン検査」です。当院ではデジタル化した画像をすぐにモニターに描出し、モニター上で輝度を変えたり長さや角度を計測することも可能となっています。これにより心臓の輪郭と胸郭を素早く判別し、心胸郭比（CTR）測定もスムーズにできるようになりました。過去の画像も迅速に読み出すことができ、比較読影も容易となっています。

「肺活量の検査」として知られている検査です。息を大きく吐いたり吸ったりすることにより肺の機能を測定します。肺の硬さ・柔らかさや、気管支の脆弱性を知ることができ、疾患の状態や進行などを判断することができます。例えば「たばこ病」とされるCOPDという病気では、肺は極端に柔らかくなり、特に動いたときの酸素の取り込みが落ちていきます。

気管支喘息の診断や状態を把握する検査です。マウスピースを加えて深呼吸をすることにより、気管の粘膜の「アレルギーによって荒れている程度」を知ることができます。長引いている咳の原因が喘息によるものか、などを調べるときにも有用です。この検査によって、喘息の治療が必要かどうかの判断や、薬の効果を知ることができます。

ホルター心電図とは、小型の装置を24時間身につけて心電図を記録する検査です。これにより日常生活で起こる心拍の異常を検出することができます。
検査中に動悸や胸痛などの症状が出た場合は「行動記録カード」に記入していただきます。記録した心電図と比較することにより、不整脈や虚血性心疾患（狭心症）の関連を調べることができます。
当院では最も機器サイズの小さい最新機器を導入しています。

いびきが強い、十分に睡眠をとっても昼間に眠い、夜間に何回も尿意で目が覚める、という症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群を疑います。当院では機器を貸し出すことによってご自宅で検査を受けることができます。睡眠時無呼吸と診断された場合、CPAP（シーパップ）と呼ばれる鼻からのマスクでの治療などを考えていきましょう。

多項目PCR検査によって、一度の検査で15種類の病原体を約20分で同定することができます。新型コロナウイルス、A型・B型インフルエンザウイルスのほか、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、百日咳菌、マイコプラズマ菌などを検出することが可能です。PCR検査ですので、テストキットや採血に比べ検査感度が良好です。これまで「風邪の原因がわからない」「インフルエンザかコロナか迷う」といった場合、いくつもの検査を行う必要がありました。正確な診断によって、不要な抗生剤の使用を避けることができ、適切な治療を行うことができます。

診察室に入ると緊張のため血圧が高くなる方も多くいらっしゃいます。待合室でお待ちいただいているゆっくりした気持ちのときに、ご自身の血圧を測定してみましょう。